ふるさと絵本ブログ

大多喜町レポートその6

ふるさと絵本.com事務局です。

今週はふるさと絵本の活動概要をあらためて見直していました。
近いうちにこのホームページも内容を充実させて公開できる予定です。
あらためてみなさまのご意見・アドバイスをお伺いできればと思っております。よろしくお願いします!

さて、大多喜町のレポートはまだまだ続きます^^
円照寺と村正の池を見学した後は、ふたたび町の中心に戻り城下町通りへ。
毎年9月下旬にはお城まつりが開催され、当時の衣装を再現した武者行列やおみこしが通りを練り歩きます。

江戸時代の面影を残す建物が点在しています。

お昼をいただいた「くらや」さんは、古くは農耕馬や牛の鞍をつくるお店でした。(お店の脇には年期の入った鞍が展示されています。お見逃しなく!)
こちらはおそばで有名なお店なのですが、そばアレルギーのスタッフは天丼定食をいただきました。ボリューミーで大変おいしかったです!

城下町に来たら立ち寄りたいのが中心にある「商い資料館」。
こちらでは江戸から明治にかけての資料が展示されています。
1階は江戸時代の帳場を再現した空間で商人が使った道具を見ることができます。 2階では十返舎一九や正岡子規といった文人が大多喜を訪れた記録が紹介されているのですが、十返舎一九の「房総道中記」には少し笑いました。
〜 此宿にとまりけるに、宿屋の婆々やかましく、鉄砲風呂のたきやうおそきとて、小言いふをききて「恐しや鉄砲ぶろのこごととて ばばあのこえのみをつらぬく」大多喜は御城下なり。 〜

「ばばあのこえのみをつらぬく」って…相当パワフルなおばあさんだったようですね…。笑

それから目を引いたのがこちらの甲冑! (大多喜町観光パンフレットより)
なんとダンボールでできているんです!!
近くの博美洞さんで開催されている「手作り甲冑教室」で作られた作品で、毎年お城まつりの開催に合わせて約半年かけてつくられるのだそう。
それにしても紙だとは気づかないこのクオリティ…男の子は飛びついちゃうそうですね!

城下町通りから小道を入ったところには商売の神様をお祀りしている神社があります。
この青龍・日吉神社。実は、今回絵本のテーマにさせていただこうとしている民話の舞台です!

この神社の前には3本の杉の木があります。
訪れた時は全く気がつかなかったのですが、なぜか3本とも幹がねじれるように上昇して立っているのです…実はかなりのご利益がある場所なのかも!?(ネットでは隠れたパワースポットと噂されておりました)

この久保地区は「くぼんだ地形であることから」という他にもこの民話が元になった地名の由来があります。
ぜひ絵本の公開を楽しみにお待ちください^^

次回はレポート最終回!町の中心から少し離れて…民話の伝わる原っぱといすみ鉄道の終着駅へ。
最後までお付き合いいただけたらうれしいです!

やえがし / Dec 05, 14

大多喜町レポートその5

ふるさと絵本.com事務局です。

今週は金沢のふるさと絵本第2弾「おきあがりこぼしのころ子」を公開いたしました!みなさまご覧いただけたでしょうか。
絵は「芋掘藤五郎」の中牧まどかさんにお願いし、はじめてオリジナルストーリーの作成に挑戦しています。
ぜひお読みいただけましたらうれしいです!

さてさて少し間が空いてしまいましたが、大多喜町のレポートはまだまだ続きます!
大多喜城を見学した後は城下町の方をご案内いただきました。

まず到着したのが、駅からほど近くにある小さなお寺「實成寺(じつぎょうじ)」さん。本堂の前にお地蔵さんが何体かお祀りされているのですが、ちいさな犬の石像が2体あるのがみえるでしょうか。 実はこちらのお寺も民話の舞台。
「犬神様のたたり」(斉藤弥四郎著 千葉県ホームページより)
少しこわいお話ですが…お寺に関する情報が少ないだけに想像がふくらみます。

ここから車で5分程(徒歩で15分くらい)の場所には円照寺という古いお寺があります。(創建はなんと670年!)
こちらにも有名な白ヘビの民話が伝わっています。
「円照寺の白へび」(斉藤弥四郎著 BOSO-LEGENDさんより)
中国で勉強を終え帰国することになった和尚さんはちいさな白ヘビを一緒に連れ帰ったのですが、ヘビはどんどん大きくなり和尚さんは次第にヘビを邪魔に思うようになります。
「お前が住めるように池を大きくするから一年待ってくれ。」という約束をごまかすために、和尚さんはある策を講じてヘビをだまし続けます。
和尚さんを純粋に信じるヘビがすこしかわいそうですね^^;

この円照寺の手前には「村正の池」という民話が伝わるスポットがあります。
池はすでに干上がっているのですが、よく見ると草むらが三日月形になっているのがうっすらとわかります。
「村正の池」(斉藤弥四郎著 千葉県ホームページより)
このように一見見逃してしまいそうな場所にも物語があって、地元の方によって語り継がれている大多喜町。
観光の際は事前にお話をチェックしてから行くと「ここがあのお話の…!」と盛り上がれること必至です^^

次回は城下町通りと、今回上川さんが絵本に書かれるお話のスポットをご紹介します!

やえがし / Nov 28, 14

大多喜町レポートその4

ふるさと絵本.com事務局です。
先日、三鷹の絵本市でお会いした高山市ご出身の方から「飛騨国分寺の大イチョウが見頃ですよ」と黄に染まったイチョウの写真を送って頂きました。
高山市の方は大イチョウの葉っぱの落ち方で雪の降り方を予想されるそうですね^^いつか一度この季節に訪れてみたいものです。

さて、今日も引き続き大多喜町の取材レポートをお送りします!
坂道をさらにのぼって、いよいよ大多喜城へ。
資料館は月曜日でお休みだったのですがお城のすぐそばまで行くことができました^^

大多喜城は本多忠勝によって1590年に築城されました。
(近年はその昔、戦国大名の真里谷信清が小田喜城として築いたのがはじまりという説もあるようです)
現在のお城は昭和50年に復元されたもの。
当時の遺構としては、お城から大多喜高校の方面を見下ろした先に見える大井戸と薬医門があります。

大井戸は日本で最も大きな井戸のひとつと言われていて(周囲は17メートル!)、当時も水が全く尽きることなくわき出たことから水路が夷隅川まで繋がっている説もあったそうです。
(実際の深さは20mほど。それにしてもこういう話ってなぜかロマンを感じてしまいます!)

薬医門は明治初期にお城が取り壊されるときに城下の民家にはらい下げられ、その後学校の門として今の場所に移築されたようです。
まさに学校の裏手に沿って建っています。
こんな遺構が学校の校内にあったら、地域の歴史への興味も深まりそうですね^^

再び駅へ戻ってからは城下町通りの方をご案内いただけることに!
次回は民話・伝説もりだくさんのスポットをレポートしてまいります^^
斎藤先生と一緒に。

やえがし / Nov 18, 14