「大豆三粒の金仏」の舞台になった善願寺にある観音様の話

御室の観音様_ふるさと絵本.com ふるさと絵本

こんにちは。スタッフTです😊
宇都宮のふるさと絵本題材の民話「大豆三粒の金仏」の舞台である善願寺には観音様の民話もあります。今回はこの民話の紹介をします。

御室の観音様

平安時代の初め、坂上田村麻呂が宇都宮に一泊したとき、現在、善願寺が建てられている場所に、守り仏として持ち歩いていた如意輪観音を草を結んで作った庵に安置しました。
この観音様は「草結び観音」と呼ばれるようになり、深く信仰されていましたが、次第に忘れ去られてしまいました。
400年後、源平の争乱が激しさを増してきた頃、京都仁和寺の御室と呼ばれていた法親王が、この観音様を見つけ、粗末に扱われていることを嘆き、地下深くに安置したのです。
その頃から「草結び観音」から「御室観音」と呼ばれるようになり、安産と学問の仏様として深く信仰される一方、お姿を見た人は目がつぶれるといわれ、永遠に人の目に触れることがない秘仏となっています。
現在のお堂内の観音様は「御室観音」に似せて作ったものです。

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ふるさと絵本「大豆三粒の金仏」も素敵なお話なのでぜひ読んでみてくださいね。

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